小さな幸せをひとつひとつ数える

夏休みの途中から読み始めてようやくこの本を読み終えることができた。

クレマチスの丘の中のベルナール・ビュフェ美術館に行った後に、その横のカフェ兼ショップに置いてあったのを見つけた。子ども美術館やビュフェの絵画を見た後で、とても透き通るような気持ちになっていた自分にとってはぜひ手に取ってみたくなるようなタイトルと表紙の絵であった。

読んでみると、作者の生涯を通した絵本の紹介といった内容であった。

この内容は私にとっては非常にありがたいものであった。3歳になったばかりの子に、できるだけ多くの本を読んであげたいと思っていたからだ。図書館でよく本を借りに行くが、子供が好きな働く車や恐竜の絵本ばかりになってしまっていて、それはそれで全然良いのだが、少しだけもう少し内面に届くような内容のものを読んであげられたな、という思いもあった。

紹介されている本はどれも引き込まれるような内容で、かつ美しいものが多いようだ。

しかも巻末に紹介した本のまとめがあり、とても助かる。

早速、最初の章の本を図書館で予約すると2,3日ですべて揃って最寄りの図書館で借りることができた。本当に素晴らしい時代だなと思う。

欲張らずに、焦らずに、1冊ずつ、時間をかけて子供に読んであげたいと思っている。

兼ねがね、人生経験の豊富な先輩たちの話を聞きたいな、と思っていた私にとっては、人生の大先輩のような作者からお話をしてもらい、更に読むべき本まで教えてもらい、素晴らしい本との出会いになったなと感じている。

こういう経験があるから、旅先でふらっと見つけた本との出会いはたまらないものだと感じる。

子どもが興味を持ってくれるまで、子どもの周りに自然と本があるような毎日、環境を整えてあげたい。

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